カタールで開催されているアジアカップ2023のグループD第1節が行われ、日本代表が4−2でベトナム代表に勝利。MF南野拓実が2ゴールを挙げる活躍を見せた。
3大会ぶり5度目の優勝を狙う日本代表は、大会初戦でフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナム代表と対戦した。その中で南野は4-2-3-1のトップ下としてスタメン出場。1トップの細谷真大の後方から相手ゴールを見据えた。
大会初戦ということもあって静かな立ち上がりとなったが、前半11分に伊東純也が蹴った左コーナーキックから菅原由勢のシュートのこぼれ球に、南野が素早く反応して冷静にゴールネットを揺らして先制点を奪う。その後にセットプレーから2点を奪われて逆転を許したが、前半アディショナル突入直前に再び南野がゴールに迫る。
相手陣内に押し込んだ状態から、中央に入り込んだ遠藤航がボールを受けて前を向くと、ワンテンポずらしての股抜きパスをペナルティーエリア左にポジショニングしていた南野に通す。後方からのスピードのあるパスを反転しながらの左足トラップで足元にボールを置いた南野は、間髪入れずにシュート体勢に入る。そして再び相手DFの股の間を抜く見事なコントロールショットを逆サイドネットに流し込んだ。