「これでビール一本飲める」引退表明で遠藤保仁のW杯での歓喜のFKに再脚光!「何度見ても何年経っても色褪せない!」「こんなに喜ぶヤットくんは珍しいですね」の声の画像
遠藤保仁のFKが再脚光を浴びている 撮影:中地拓也

 FIFAがSNSで元サッカー日本代表MF遠藤保仁の動画を公開した。10年以上前ながら、今も歓喜の記憶とともに鮮やかによみがるFKに、ファンが改めて酔いしれている。

 またひとり、名手がスパイクを脱ぐことを決めた。1月9日、ジュビロ磐田が所属している遠藤が引退を決めたと発表したのだ。

「マエストロ」などと称された遠藤は、高い技術や戦術眼などを活かして、見事にチームを動かす選手だった。ガンバ大阪ではJ1制覇などタイトル獲得に貢献し、日本代表では歴代最多の152キャップを刻んだ。

 サムライブルーにおけるトピックのひとつが、2010年の南アフリカ・ワールドカップにおける活躍だろう。2006年のドイツ大会では、フィールドプレーヤーでただひとり出場機会がなかったが、それからの4年間で日本代表で確固たる地位を確立していた。

 その南アフリカ大会で、遠藤は自身のW杯初得点を記録している。デンマーク代表相手のグループステージ第3戦、本田圭佑の超ブレ球の長いFKが直接決まった後、遠藤の見せ場がやってきた。本田の弾道が頭に残っているデンマークGKに対し、コースに流し込むような美しいFKを決めて、リードを広げたのだ。

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