■若手が得点力見せる

 勢いに乗るチームはさらに得点を積み重ねる。23分、今度はマルシーニョが左サイドを独力で破って中にクロスを送る。これに合わせたのが神田奏真で、川崎入団後の対外試合での“初得点”となった。

 37分にはその神田のアシストで山内日向汰が加点。ペナルティエリア内で神田が落としたボールを山内が回収し、ドリブルで持ち込みながらゴールネットに見事なシュートを突き刺す。

 締めは43分で、山内がペナルティエリア手前中央でボールを持つと、鮮やかにスルーパス。これにマルシーニョが抜け出し、GKとの1対1を冷静に決めてみせた。

 川崎は45分の試合を6-0で大勝。さらに、山田新はハットトリック、山内は1得点2アシスト、神田奏真は1ゴールと若手が爆発。マルシーニョも1ゴール1アシストと今季もそのスピードとテクニックが健在であることを示した。

 山田は19日の沖縄SV戦でも得点を決めていたものの、その場ではオフサイドでノーゴール判定に。その後、映像で確認したところオフサイドではなかったようで、ここまで3試合連続ゴールと好調さを見せている。

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