【FW細谷真大が森保ジャパンで生き残るために見せたもの(1)】試合後に語った手応えと2つの課題…浅野拓磨と上田綺世初が別メニュー調整の中で掴んだ代表フル出場の画像
1月1日のタイ戦でフル出場したサッカー日本代表の細谷真大 撮影:中地拓也

 2024年元旦、日本代表は『TOYO TIRES CUP 2024』でタイ代表と対戦し5-0で圧勝しAマッチ9連勝を記録した。

 浅野拓磨上田綺世が別メニュー調整が続く中で1トップで先発して存在感を見せた細谷真央は、その中で得点こそ奪えなかたものの「代表で90分出るのが初めてだったので、そこに対して嬉しさがありますし、チームが勝てたというのが大きいと思います」と振り返った。

 10分には、伊東純也の浮かせたパスに抜け出してシュートを打つが力なくキーパーにキャッチされると、22分には縦パスを前線で受けた細谷が体の強さを生かしてタメを作り伊藤涼太郎の右足シュートへとつなげた。

 そして74分のコーナーキックでは、ヘディングで合わせてそらすと相手選手に当たりオウンゴールを誘発した。

「前半に点を決められなかったのは悔しさが残っていました。ハーフタイムには指示がありましたし、ニアのところは上手く合わせられたと思います。誰かが触ればいいと思いましたがゴールにつながって良かったです」

 もともとスピードに乗ったドリブルを得意にしていたが、所属クラブでトップチームに昇格してからは裏に抜け出す動きを意識し、相手の嫌がるプレーを身に付けた。そして昨季からはポストプレーに磨きをかけたことで、リーグ34試合で14得点。キャリア初の二桁得点を記録。リーグ5位の得点者となっている。

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