1月1日の16時過ぎ、巨大な地震が石川県を中心とする日本海側で発生した。相次ぐ地震が被害拡大を生む中で見られた素早い判断が称賛を浴びている。
元日の日本を災害が襲ったのは日没も近い時間のこと。東京では国立競技場でサッカー日本代表が試合を行っていたのだが、その会場でも揺れを感じた人がいるほどだった。そして試合後には、森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターも、会見の冒頭でまずはメッセージを送った。
他方、その後も強震が何度も起きたことで被害は拡大。多くの人が恐怖を感じる中で、それぞれの立場で多くの人が立ち上がった。その一つが、モバイルバッテリーなどの製品を扱う『Anker Japan』のものだ。猿渡歩代表取締役CEOは、自身のエックス(旧ツイッター)を17時32分に更新し、「震度7の地震が発生し大津波警報が出ています。避難を優先してください」と綴るとともに、「自治体の皆様 今後停電や避難先でモバイルバッテリーやポータブル電源等が必要であればAnkerから提供しますのでDMでご連絡ください。道路状況など場所により速やかな配送が難しいかもしれませんが、できる限り対応致します」と迅速な支援を公表したのだ。
そして、翌2日の16時58分、「昨日のモバイルバッテリー提供の投稿から1日未満ですが、情報取得ができた場所へ出荷を開始しました。衣食住の確保と同様に、正確な情報と係る電源確保は重要な課題です。日本で一番バッテリーを持っている企業だと思うので、微力ながらできることをやりたい。必要な自治体は引き続きご連絡ください。」と早くも、支援を行ったことを報告している。