クラブ・ワールドカップに出場中のJ1浦和レッズを、かつての得点王が激励した。興梠慎三との新旧エースFWの2ショットが公開されると、ファンからは感激の声が上がった。
浦和は今月、今シーズン最後のタイトル獲得のチャンスに挑んだ。サウジアラビアで開催されたクラブ・ワールドカップに、アジア王者として参戦したのだ。
初戦は北中米代表のレオンに1-0で勝利したものの、決勝進出は逃した。欧州王者のマンチェスター・シティの前に0-3の敗戦を喫し、昨季のヨーロッパで3冠を成し遂げた世界トップクラスの力を体で学ぶことになった。
だが、浦和の戦いは終わらなかった。アフリカ王者のアル・アハリとの3位決定戦が待っていたからだ。
浦和にとっては、2023年最後の戦いだった。マチェイ・スコルジャ監督が指揮を執る最後のゲームでもあり、しっかりと今季のチームを締めくくって新シーズンへと進んでいくために勝利が必要な一戦だった。
その大事な試合に向けて準備する浦和を、かつてプレーした仲間が激励した。2007年にはJリーグ得点王に輝いたワシントン氏である。
ワシントン氏は2006年に東京ヴェルディから浦和に加わり、2シーズンプレーした。長い時間ではなかったものの、2007年にはガンバ大阪のマグノ・アウベスと並んで得点王となる活躍でJ1制覇やAFCチャンピオンズリーグ初優勝に貢献するなど、強いインパクトを残した選手だった。
浦和退団後はブラジルに戻り、フルミネンセなどでプレー。フルミネンセは今回のクラブW杯に南米代表として出場しており、同クラブのブラジル・セリエA制覇に貢献したレジェンドとしてサウジアラビア入りしていた。