J3のカマタマーレ讃岐が、来季の新ユニフォームを発表した。原点回帰と新たな挑戦への意識を感じさせるデザインに、好感の声が広がっている。
2023年のカマタマーレは、一歩進んだ。チーム数の変化により試合数も違うものの、前年の17位から1つ順位を上げてシーズンを終えたのだ。
今季のチームを率いたのは、初めてJリーグのクラブを扱った元日本代表の米山篤志監督だった。47歳の指揮官は、すでに来季も讃岐で指揮を執ることが決まっている。監督交代なく新シーズンを迎えるのは5シーズンぶりのことで、これもまた、チームの前進を示していると言える。
継続と積み重ねの手応えを手にして迎える新シーズン、ユニフォームもこれまでの歩みに目を向ける。デザインコンセプトは「IDENTITYの証明」だ。
これまで意匠を凝らしたデザインを重ねてきたが、新ユニフォームは実にシンプルだ。フィールドプレーヤーの1stユニフォームは、クラブのメインカラーであるサックスブルーほぼ一色。讃岐のアイデンティティを示すカラーを、前面に打ち出した原点回帰のデザインだ。
一方で、前進の意欲を示すチャレンジ精神もうかがえる。前面に走る一本のラインは、細いながらも強く存在感を示している。そのラインに用いられる黄色はフィールドプレーヤーの2ndモデルのソックスを染め上げており、斬新な印象を強く与える。