すでにシーズンも終了し今年も残りわずか。来季に向けて各チームの動きも気になるところだが、Jリーグ公式が投稿した動画が話題になっている。
J公式のSNSアカウントは「2023シーズン印象に残ったシーンをプレイバック」と題して、今季のプレーを振り返っていた。巧みなスルーパスやドリブルなどの名プレーが見られたが、1つだけ毛色の違うシーンがあった。第17節、湘南ベルマーレー鹿島アントラーズ戦だ。
前半の21分。0-0の状況で湘南はFKを獲得。ボールを持つ町野修斗の近くにはタリクと石原広教の姿が。すると町野はボールを持ったまま中腰になり、石原のパンツでボールを何度も拭き始める。しかし、背番号3は特に表情を変えずこれがふつうであるかのように振舞っている。
この日は雨が降っており、スタンドでも雨具を着用したサポーターの姿が見られた。先発で出場した町野やタリクのユニフォームも、水分を含んでいる様子が伺える。そんな中、石原はこの4分前にピッチに入ったばかりだった。DFのフレッシュなユニフォームの方が、ボールの水気を落とせると町野は判断したのかもしれない。