■「世界一のDF相手なら仕方ない」

 この南野の単独カウンターでの強引ながらも力強いドリブルシーンが、DAZNの日本語公式エックス(旧ツイッター)で取り上げられると、以下のようなコメントが寄せられた。

「いいプレーだったねー」
「ロブレンじゃん、やり合ってるな」
「世界一のDF相手なら仕方ない」
「ターンはキレてたし、いつも通り守備頑張るし、このシーンのように推進力と力強さの向上を感じ取れるシーンが沢山あってジーンと来たんだよな…報われてほしかった…」
「これぞミナミーノ」

 例え周囲に味方がいなくても、簡単にボールを奪われるのと、この南野のように時間を作って最終的にマイボールにするのとでは大きく異なる。

 さらに最終的にファウルで止めたロブレンは、リバプール時代のチームメイトであり、カタールW杯のラウンド16で対戦したという因縁がある選手。すでに34歳にはなったが、経験豊富な世界的DFが相手ということでも南野のプレーの価値が上がることになった。

 モナコは0−1で敗れ、名門ながら今季絶不調だったリヨンに痛恨の黒星を喫することになったが、南野自身はコンディション良好。12月20日に行われる次節トゥールーズ戦を最後にウインターブレークに入り、南野は元日に行われる日本代表戦(対タイ代表)出場のために帰国する予定となっている。

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