【川崎・瀬川祐輔が“6チーム目”で挑む天皇杯タイトルマッチ。苦労人と呼ばれて(2)】「俺もサブいやですよ、もちろん」と話す、負けず嫌いの姿勢がチームにもたらしているものの画像
三共F柏での古巣・柏レイソル戦に出場した川崎フロンターレの瀬川祐輔 撮影:中地拓也

 就職活動を経て内定を勝ち取ったビール会社を入れれば、川崎フロンターレが“6チーム目”と話す瀬川祐輔にとって、これまでの紆余曲折はコミュニケーション能力につながっている。

「5チーム目なので、コミュニケーション能力は高くなってると思います。チームのやり方に早めにフィットさせるのもそんなに不得意じゃないですし、自分の中では割と早く馴染めそうだなっていう感覚があります」と自己分析するその順応性は、ピッチ上でのプレーに生かされるという。

「プライベートもそうですけど、話す回数や仲良くなればなるほど、プレーしやすいタイプです。プライベートとサッカーを分ける人もいますけど、僕はプライベートで仲がいいとそれがサッカーにも表れるので。コミュニケーション能力は大事かなと思います」

 その明るい性格もプラスに働いている。川崎に加入すると、新たなチームメイトに当初から積極的に話しかけた。「みんな大人ですね。僕が子どもっぽいんで、ちょっと一人だけ温度感違うときもありますけど」と笑うほどに、チームに溶け込もうとした。

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