■自信が伝わってくるインタビュー

 現在28歳の南野は、セレッソ大阪の下部組織で育ち、2013年にトップ昇格を果たし、2015年1月にオーストリアのザルツブルグに移籍して欧州での生活をスタートさせた。ザルツブルグでは2020年1月にリヴァプールに移籍するまで5年間を過ごしたが、オーストリアの公用語はドイツ語のため、当時は英語よりもドイツ語の方が得意だった。だが、そこからイギリスで2年半を過ごす間に、サッカーの経験値に加えて英語力も確実にアップさせた。

 モナコで現在1トップを務めるFWフォラリン・バロガンはアメリカ代表であり、ピッチ内外でのコミュニケーションには支障なし。長く欧州リーグで活躍を続けるとともに、今季の得点ランキング4位タイに浮上した南野の好調の理由のひとつに、間違いなく“語学力”がある。インタビューに答える南野の言葉、そして表情からは自信が伝わってくる。

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