日本人選手も所属するドイツ1部のシュトゥットガルトが発表した特別ユニフォームが、ファンを混乱させている。かなり独創的かつ超高価で大不評を受けながら、まさかの完売となっており、さらに衝撃度を深めているようだ。
シュツットガルトは現地時間12月2日に行われるブンデスリーガ第13節のブレーメン戦で、特別ユニフォームを着用する。発表されたユニフォームは、ファンの度肝を抜くものだった。
地元在住デザイナーとのコラボで、シュツットガルトとアートをかけ合わせて「シュツットガート」と紹介されたデザインは、他では見られないものだった。モチーフとしたのは、キャベツはドイツ料理に欠かせないザワークラウトに用いる食材でもあり、シュツットガルト郊外でも栽培が盛んであるようだ。
野菜そのものをあしらうのではなく、ユニフォームを彩るのは、キャベツの「断面」だ。フィールドプレーヤー用のユニフォームは、黒地に絵筆を走らせたようにも見えるが、言われてみれば確かにキャベツの断面だ。
さらにファンを驚かせたのが、その値段だ。今季のホームユニフォームが84.99ユーロ(現在のレートで約1万3900円)なのに対して、設立年の1893年に合わせて189.3ユーロ(約3万980円)と強気な値段に設定されていた。
超高価にしたのは、財団を通して地域コミュニティへ働きかけるためだと説明されているが、ファンとしては驚きを隠せない。