【託された日本代表のキャプテンマーク。生粋のリーダー中山雄太が果たす役割(2)】“初出場”選手に施した、“観ている側は気付かなかった心配り”がチームの潤滑油にの画像
ミャンマー戦でキャプテンマークを巻いてプレーしたサッカー日本代表の中山雄太 撮影:中地拓也

 ミャンマー戦でキャプテンマークを託された中山雄太は90分間ピッチに立ち、最後までキャプテンとして5-0の勝利を締めくくった。森保監督が途中から投入した選手は渡辺剛佐野海舟守田英正細谷真大前川黛也の5人。守田を除くと、初招集だったり、E―1での出場経験はあるが、こうしたフル代表では初めての試合という選手たちばかり。

「声かけは意識はしましたけど、プレーの入り方からして、そこまで不安になることはなく、僕も特別そこまではしなかった」

 そう振り返る中山だが、観る側からだとなかなか分からない心配りをしていたようだ。「周りの選手が、入ってくる海舟だったり、マオ(細谷)だったりに関わる選手に、ちょっと触らせてあげてっていうのは話しました」と語った中山。記者席から観ていても、後半から出てきた佐野がボールを触る割合が多かったというのはこういう内幕も影響していたのかもしれない。

「でも彼らも、自信を持ってやってましたし、全然僕らが心配するような一つもなかったと思うのでどんどんそういう若い選手たちも絡んできて、チームの競争が激しい中で、結果もしっかりとチームとして得られればいいなというふうに思います」

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