11月11日、プレミアリーグ第12節が行われた。サッカー日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルFCはバーンリーFCと対戦。日本人DFが守備で見せ場を作った。
冨安は右SBでスタメン出場。対峙する相手の左サイドには背番号30のFWルカ・コレオショがいた。
現在19歳のコレオショはイタリアの世代別代表としても活躍する若手の有望株だ。サイドを主戦場とするアタッカーで、プレミアリーグでのドリブル成功率は47%。これは46%の三笘薫と同等の数字だ。リーグ屈指のドリブラーを相手にした冨安だが、対人の強さを見せている。
立ち上がりの前半16分、バーンリーは冨安の裏を狙ってロングボールを送った。落下地点で背番号18と30が競り合うと、ボールはタッチラインの方へこぼれた。
ボールに追いついたのはコレオショ。冨安はゴールへの道を隠すように、ドリブラーの前に立つ。イタリア人アタッカーは様子を伺うように間を置くと、急発進。サイドを切り開こうとする。しかし、冨安は振り切られない。体を寄せながら相手の前に入り、それ以上ドリブルをさせなかった。
ボールがラインを出てゴールキックになると客席からは歓声。日本人DFがアーセナルの本拠地を守備で沸かせた。