今月、U-22アルゼンチン代表が来日する。日本サッカー協会が同チーム監督のインタビューを掲載したところ、「まさか」の大物の指導者転身に驚きの声が広がった。
来年開催されるパリ・オリンピックを目指すU-22日本代表は11月18日、IAIスタジアムでU-22アルゼンチン代表と親善試合を行う。アルゼンチンと言えば、昨年のカタール・ワールドカップでの優勝を持ち出すまでもなく、世界に名立たるサッカー強国。若きサムライたちにとって、腕を磨く絶好の機会だ。
日本とアルゼンチンは東京オリンピックを控える2021年3月にも、U-24代表同士が2試合を行っている。日本がワールドカップに初出場した1998年のフランス大会では初戦で顔を合わせるなど、縁のある相手だ。
昨年5月には、フランスで行われたモーリスリベロトーナメント大会で、U-21代表同士が対戦した。パリ五輪を目指すチームの中心世代より1つ下のカテゴリーだが、飛び級をした選手たちがオリンピックの舞台で顔を合わせる可能性は十分にある。
ただし、上記の試合から引き続き、日本の前に立ちはだかる人物は決定している。チームを率いるハビエル・マスチェラーノ監督である。
バルセロナやアルゼンチン代表として活躍した同氏は、2020年にスパイクを脱いだ。引退後はすぐさま指導者に転じると、引退の翌2021年には早くもU-20アルゼンチン代表監督に就任。2023年には急きょ自国開催となったU-20ワールドカップで指揮を執り、ナイジェリアに敗れたもののベスト8へとチームを導いていた。