11月28日、川崎フロンターレはACLのグループステージ第5戦で等々力競技場にジョホールを迎えて対戦。引き分け以上で突破が決まるこの試合での、小林悠のゴールが驚きをもたらした。
ACL4連勝で迎えた今節の試合。川崎はまずは最初のミッションをクリアすべく、前半8分に先制点を奪う。家長昭博が決めたこのゴールで前半を1-0で折り返すと、後半に追加点を次々と奪う。後半5分にレアンドロ・ダミアンが、同15分にマルシーニョが決める。
そして後半24分、この日チームの4点目を決めたのは同22分に途中出場したばかりの小林だった。川崎は右サイドでボールを細かく回すと、遠野大弥が縦に抜け出して右足でゴール前にクロスを送る。それに合わせたのが背番号11で、相手DFとGKの間で高くジャンプして頭で合わせる。強烈なシュートは相手GKの右手に弾かれ宙に浮くが、小林はそれを見逃さなかった。
放物線を描くそのボールに対し、ジャンピングボレーを選択。宙に浮いた状態で右足を振り抜き、ゴールネットに強烈に突き刺したのだ。ヘディングからすぐにジャンピングボレーという難しいタイミングと態勢をも苦にせず、スーパーゴールを決めて会場をどよめかせてみせた。