現地時間11月4日、イングランドのプレミアリーグ第11節が行われ、サッカー日本代表MF三笘薫が所属するブライトンは敵地でエバートンと対戦して1−1で引き分けた。その同点ゴールを三笘が生んだ。
リーグ戦4試合白星なし(2分け2敗)と苦しみブライトンは、この日も前半7分に先制点を決められる苦しい展開。高いボールポゼッション率を記録しながらもリーグ戦2連勝中の相手の守備に手を焼き、0−1のまま残り10分を切った。
この窮地でチームを救ったのが、三笘だった。後半39分、中盤からのサイドチェンジのボールを左サイドで受けると、U-21イングランド代表歴のある26歳のMFジャック・ハリソンと対峙する。前を向いて主導権を握った三笘は、小刻みなステップから右足アウトで大きく蹴り出した後、クロスを上げると見せかけ、キックフェイントでの鋭い切り返し。完全に相手の背中を奪うと、縦に運んでから左足クロスを上げた。
このクロスボールが、カバーに入った元イングランド代表のDFアシュリー・ヤングに当たり、コースが変わってイングランドGKジョーダン・ピックフォードの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。記録はオウンゴールとなったが、間違いなく三笘が生み出した同点弾だった。