11月16日、サッカー日本代表が北中米ワールドカップのアジア2次予選初戦を5-0で勝利し、白星発進した。この試合でハットトリックを達成した、上田綺世の試合後の姿が話題になっている。
この日、センターフォワードの位置で先発したのはフェイエノールトに所属する上田綺世。裏への抜け出しと高さ、そしてシュートのうまさと強さを併せ持つ万能FWで、引いて守る相手に対して、そうした幾多の武器が火を噴いた。
前半11分に高さをいかして先制点を奪うと、前半終了間際に2点目を記録。そして後半の立ち上がりに3点目を決めて、W杯予選という舞台でハットトリックを決めてみせた。
試合後、上田は記念すべき試合球を持って場内を一周。最後、ロッカールームへ引き上げる際にメインスタンドの前を通った時だ。上田は観客席に向かって歩くと、一人の女性と話し込む。そう、妻の由布菜月である。上田は由布に手を差し出し、つなぎながら会話。周囲の観客が突然の出来事に撮影し始めるが、それでも2人は水入らずの時間を過ごした。
この試合後、選手はすぐに予選第2戦目をこなすためにフライトしなければならない。時間がない中での貴重なコミュニケーションのひと時だった。