現地時間11月3日、ドイツ1部ブンデスリーガの第10節が行われ、ボーフムに所属するサッカー日本代表FW浅野拓磨敵地、敵地でのダルムシュタット戦で2得点を決めて2−1の勝利に大きく貢献した。その1点目、“テクニカルな先制弾”が称賛を集めている。
ボーフム加入3シーズン目の浅野は今季、日本代表戦をこなしながら所属チームでも好調を維持し、この日も3−4−2−1の2シャドーの一角として開幕10試合連続のスタメン出場を果たした。そして前半25分だった。
中盤で味方がパスカットに成功した後、相手陣内中央からMケビン・シュテーガーがペナルティエリア内のFWモリッツ・ブロシンスキへスルーパスを送る。その手前で足を伸ばした相手DFにカットされるも、そのこぼれ球に浅野が素早く反応した。
ボールは相手GKとDFの間に転がったが、その間に鋭く入り込むと、狭いスペースの中で左足での絶妙なファーストタッチでボールを宙に浮かしてGKをかわす。そしてそのままボールを地面に落とすことなく、今度は右足アウトでボールを触って華麗にゴールに流し込んだのだ。
持ち前のスピードに加えて、瞬時の判断と発想力があふれる先制弾。中継した日本語の実況も思わず「お見事!」と叫ぶ、実にテクニカルなゴールだった。