J1のサンフレッチェ広島が、現ホームスタジアムのラストゲームでの特別プレゼントを発表した。その素晴らしさと太っ腹な姿勢に、称賛の声が相次いでいる。
11月25日に行われる広島とガンバ大阪によるJ1第33節は、ひとつの大きな区切りとなる。エディオンスタジアム広島(広島広域公園陸上競技場)での、最後のホームゲームとなるのだ。
広島は来季から、広島市内中心部に完成するエディオンピースウイング広島をホームスタジアムとする。この出会いのために、現在のスタジアムには別れを告げなければならない。
エディオンスタジアム広島には、多くの思い出が刻み込まれてきた。広島ビッグアーチと呼ばれた頃から30年近くにわたり、悔しいJ2降格やJ1連覇など、喜怒哀楽を見守ってきたスタジアムなのだ。
その思い出深い地への感謝を込めて、クラブは今季、さまざまな企画を行ってきた。大事な今季最後のホームゲームにも、最大限の力を投入する。それが、メモリアルTシャツのプレゼントだ。
白地のシャツで、前面にはクラブロゴとスタジアムの外観、そしてラストゲームとなるこの試合の日時がプリントされている。さらにファンの心を揺さぶるのが背面だ。スタジアムが現在の名称となった2013年の「一丸」から今シーズンの「ぶちあつ!」まで、毎年のスローガンが背面を埋めているのだ。