現地時間10月29日、プレミアリーグ第10節が行われ、サッカー日本代表MF三笘薫が所属するブライントンは、1−1でフラムと引き分けた。ドロー決着にはなったが、三笘のドリブルはこの日も切れ味抜群だった。
ヨーロッパリーグ(EL)のアヤックス戦から中2日で行われた本拠地開催の一戦。ブライトンは前半から攻撃の圧力を強めると、三笘もすかさずチャンスを演出する。
前半13分だった。味方のポストプレーから左サイドで前を向いてボールを受けた三笘は、前方のスペースを見極めて即座に縦に仕掛ける。これに対応したのが、ベルギー代表のDFティモシー・カスターニュだった。
ユーロ2020、W杯カタール大会でメンバー入りし、アタランタ、レスターでも活躍した実績十分の右サイドバックを相手に、三笘は縦へ行くと見せかけて急停止する。そして体の内側後方に向けてカスターニュの動きを止めると、その瞬間に得意の反発ステップで急加速して再び縦へ。さらに必死に追いすがったカスターニュを嘲笑うように、ゴールライン手前で左足クロスを送ると見せかけて再び急ブレーキを踏み、完全に相手をかわし切ってからエリア内の味方へラストパスを送った。