11月4日、アビスパ福岡がルヴァンカップ決勝で浦和レッズを2-1で撃破。クラブ史上初となる国内3大タイトルの一つを掴んだ。
クラブの歴史に残る瞬間だった。13時5分にキックオフしたこの試合は、6万1千人を超える大観衆が見守った。観客席の半分以上が真っ赤に染まる中、開始5分で福岡が先制。紺野和也の右クロスを前寛之が体で押し込むようにして合わせた。
さらに前半アディショナルタイムに追加点を奪う。紺野が今度は左から入れたクロスを、宮大樹が合わせる。両チームの選手がゴール前に集まる中で点差を「2」に広げてみせた。
後半に1点を返されたものの、浦和の猛攻を耐えきって勝利。ピッチに倒れ込む選手がいるほどの激闘を制してみせた。
その後、選手はセレモニーに臨み、さらにサポーターとともに喜びを共有。最後の選手がピッチからロッカールームへと向かったのが15時59分のことだった。
その直後の16時11分、クラブは公式エックス(旧ツイッター)にある報告をした。それは、「優勝記念グッズ<第一弾>」 を受注販売するというものだった。試合終了直後のタイミングだったため、サポーターもSNS上で「仕事早ぇ~な」「仕事が早すぎるwww」と驚くほどだった。