■堀越大蔵はいい笑顔をしていた
この日はいわば凱旋試合だ。
横浜の日産スタジアムには50人以上の家族や友人たちが応援に来ていた。
うまく守っていたカヤだったが、35分、VAR判定で横浜FMに先制されてしまう。前半を0-0で持ちこたえれば、また違う展開になっただろう。
72分に杉本健勇の2点目が入るまで、カヤは頑張った。
堀越大蔵も松原健らのきついマークを受けたが、87分に交代するまで奮闘した。
試合は3-0で終わった。
でも、堀越大蔵はいい笑顔をしていた。
「ああ、サッカーを楽しんでいるなあ」と私は思った。