■「あれ!? ヒゲがある」

 この違和感は、ファンの間にも広まった。そして、SNS上でのツッコミが始まった。

「あれ!? ヒゲがある」
「ヒゲ丸」
「ちょっとドラ…いや、なんでもありません」
「フ、フリえもん?」
「日本人はこのフォルムを見ると自動的に髭を書きたくなるようにプログラミングされてるから仕方がない」

 SNSでこうしたコメントが飛び交う中、見逃せないものもあった。何と作者が、自身のSNS上でカミングアウトしたのだ。

「書け書けうるさいから実物より良く書いてあげたぜ」。そう名乗り出たのは、まさかの人物。現在、クラブリレーションズオフィサーを務める元選手の内田智也氏だった。

 この告白に、ファンは「アメトーク出れるようっちー!」「まさかのうっちー作だったとは」などと興奮。「早くも来年のフリ丸グッズ商品化候補が」などの声も上がり、設立から四半世紀を経て、クラブの新たな魅力が発見されたようだ。

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