■ついに始まるW杯予選

 10月17日のチュニジア戦でも、カナダ戦で起用されなかった選手を中心に、多くの新戦力や新しい組み合わせがテストされることだろう。

 これまで、代表活動に招集した選手にはトレーニングや実戦を通じて戦術を落とし込んできていたため、「誰が出ても同じように戦える」というフレーズが現実になっている……。それが、今の日本代表の強さなのだ。

 10月シリーズを終えると、日本代表はいよいよワールドカップ・アジア予選に突入する。2次予選での対戦国はシリア、北朝鮮、そしてミャンマーだ(1次予選はまだ終了していないが、10月12日の第1戦はミャンマーが5対1で勝利しており、ミャンマーの2次予選進出はほぼ間違いない。

 FIFAランキングを紐解く必要もなく、日本よりかなりの格下の相手ばかりである。

 苦しい戦いはあるだろうが、2回戦総当たりのミニリーグを行うのだから、日本が圧倒的に有利なのは間違いない。

 では、そんな相手に日本はどんなメンバーで戦うべきなのか。

 今や、ドイツなどの強豪とも互角以上に戦っている日本代表のことだ。ミャンマーやシリア、北朝鮮には間違いなく勝利できる力がある。

 ただ、今回同一組に入ったミャンマーは軍クーデター以来、軍が独裁体制を崩さず、多くの民間人が殺されている。シリアに至っては、政府軍が反政府勢力を攻撃し続けている。

 2次予選で同一組になったのは、いずれも自国民に対して銃を向けている政府が独裁を敷いている国ばかりなのだ。正統性を失った政権ばかり。少なくとも、シリアとのアウェー戦はシリア国内では開催不能なので、ドーハやドバイで行われるはず(これは、日本にとってはアドバンテージとなるだろう)。

  1. 1
  2. 2
  3. 3