【久保建英の日本代表における起用の最適解とは(1)】鎌田大地不在のトップ下が有力候補だが、「一番やりたいところで使ってもらえたら、あのくらいできる」と右での起用を熱望の画像
サッカー日本代表の久保建英はトルコ戦で改めて違いを見せた 撮影:中地拓也

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選が11月からスタートする日本代表にとって、10月のカナダ(13日=新潟)・チュニジア(17日=神戸)2連戦は重要なテストの場。今回は鎌田大地ラツィオ)、堂安律(フライブルク)が招集見送りとなったうえ、前田大然セルティック)と三笘薫(ブライトン)が辞退という状況で、攻撃陣の顔ぶれが大きく変わりそうだ。

 そこで注目されるのが、久保建英(レアル・ソシエダ)の起用法だろう。

 今年3月の第2次森保ジャパン発足後、久保は4-2-3-1のトップ下、右サイド、4-1-4-1(4-3-3)のインサイドハーフ(IH)と複数ポジションで使われているが、森保一監督の中ではトップ下の比重が最も高い。

 それを象徴したのが、9月のトルコ戦(ゲンク)。ドイツ戦(ヴォルフスブルク)からガラリとメンバー構成を変えて挑んだ一戦で、久保は攻撃の統率役として周囲を巧みに動かし、中村敬斗(スタッド・ランス)の2得点に関与。自身も数多くの決定機を作った。

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