ACLで対戦したチャナティップに、川崎の選手と鬼木監督はどう感じたのか――試合後に4人が話した初の「元チームメイト対決」が思ったことの画像
川崎フロンターレのサポーターに挨拶をするパトゥムのチャナティップ 撮影:中地拓也

 10月24日、川崎フロンターレACL第3戦パトゥム・ユナイテッド戦に挑んだ。この試合はACL3連勝が懸かると同時に、かつてのチームメイトとの対決も見どころだった。

 今年6月21日に移籍が発表されるまで川崎フロンターレに所属していたチャナティップ。“タイのメッシ”の異名を持つ同国代表は、現在、パトゥムでプレーしている。

 高いテクニックと明るい性格で愛されたこのMFは、2022年に北海道コンサドーレ札幌から川崎に移籍した。しかし、限られた出場機会もあって母国復帰を決断。海を隔てた環境でプレーすることとなったが、ACL今大会で川崎と同じグループに入る“奇跡”が起きた。

 もちろん、この試合がチャナティップにとって初めての古巣対決。試合前日に行われた会見でも、旧交を温める和やかな雰囲気となった。

 そのチャナティップは川崎戦に先発出場。攻守に奮闘して90分間を戦った。

 試合後、鬼木達監督はチャナティップについて、「予想はしていましたけど、やはり今日一番、止めるのが難しかった選手だと思います。いい形でボールを受けられましたし、いいボールを供給されましたので、やはりいい選手だなと思います」と話した。そして、「自分たちが最後まで集中して、守れたことは評価できると思っています」と続けたのである。

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