川崎フロンターレの脇坂泰斗は、コーナーキックを大南拓磨の頭に合わせた77分のチーム4点目について狙い通りだったと話す。
「セットプレーのところで、やっぱり5番のストーンの選手の高さを超えたところっていうのを自分は狙っていたので。そこにうまく、あのシーンは届けることができて、良かったのかなと思います」
10月24日に敵地でパトゥムと対戦したACLグループステージ第3節は、この大南のヘディングでのゴールがダメ押し点に。試合をそのまま終わらせて4−1で勝利できていればよかったが、その後PKで1点をパトゥムに返されたあたりから試合が荒れはじめたのは想定外だった。
特に選手交代を巡る2枚のイエローカードはレフェリーと第4の審判との連携不足を警告の形で押し付けられた形に。また守備において欠かせない存在として活躍してきた大南の負傷交代は手痛かった。そうした試合を最終的に4-2で勝利。この点について脇坂は「ACL3連勝を飾ることができて、結果は良かったと思います」と穏やかに語る一方で、試合内容については課題も多かったと述べている。
「1点取った後の追い方(守備のやり方)」について4-3-3から4-4-2にしたことで「ちょっと、追い方が整理されてないような感じ」だったと指摘。その点を反省して後半から4-3-3に戻し「まずファーストディフェンダーをしっかり決める」ことで試合を落ち着かせ、ゴールを積み重ねる展開に持ち込めたことを前向きに捉えていた。