オランダ1部でサッカー日本代表DF菅原由勢が所属するAZアルクマールが、2023-24シーズンの特別ユニフォーム『Victorie Shirt(ヴィクトリーシャツ)』を販売し、話題となっている。
このヴィクトリーシャツは、今から450年前の1573年にオランダがスペインに勝利した『アルクマール包囲戦』での勝利を祝う限定記念ユニフォーム。全面、濃い紫を基調としており、シャツの下部分には、アムステルダム美術館に収蔵され、人々が武器を手に勇敢に戦っている姿を描いた絵画の一部がグラフィックとしてデザインされている。
『アルクマール包囲戦』は、オランダ独立戦争(八十年戦争)の一部。オランダ国内に「アルクールから勝利は始まる」という言葉があるなど、スペインの植民地支配に抵抗し、勝利した名誉ある戦いとして知られている。
このアイデンティティが詰まった記念ヴィクトリーシャツは、10月2日の12時からAZのクラブ公式オンラインストアにて450着限定で販売され、同時にコンセプトムービーも制作された。すると注文が殺到し、わずか数時間で売り切れとなる人気ぶり。サーバーがダウンするアクシデントもあり、クラブが謝罪する事態となっている。