■「明日は敵として戦いますけれども」
街中を歩けば、日本の街中かと思うほどに、見慣れた店や看板を目にする。さらに“親日家”でもあり“微笑みの国”と言われるだけあって、バンコク市内やスタジアム内を歩いていても、どこでも親切な対応に出会う。
それほど日本と結びつきも強いが、だからこそ指揮官も、「昨年もこの地に来て、本当に人の温かさを感じる国ですので、昨年スタジアムで本当に熱狂的なサポーターの前で試合をして、本当にこの国で自分たちらしいサッカーを見せられれば」と意気込む。
そして、「明日は敵として戦いますけれども、サッカー仲間として今後もいい交流が続くんじゃないかなと思えるぐらいの温かみがありましので、とにかくサッカーで魅了できるような、そういうプレーを選手たちにも求めます。自分としても熱いゲームを戦えるように、しっかりと戦略を練って戦いたいと思います」と話す。
キックオフの時間帯にバンコク市内を歩けば体中に汗をかくほどの熱気が感じられるだけに、いつものような戦い方ができるとは限らない。それでも結果と内容の両方を求め、鬼木フロンターレが3連勝を目指す。