■「ゴミス獲得大当たりね」
さらにその3分後、ゴミスは今度は宮代大聖のゴールをお膳立てする。右サイドをうまく突破して相手PA内に侵入すると、相手DFラインとGKの間をうまく通す鋭いパスを通してみせる。それにファーサイドで合わせたのが宮代で、体ごと投げ出した“川崎の大砲”が勝利を確信させるダメ押し弾を決めたのだ。
ゴミスはフィジカルを生かした遠野へのアシスト、そして技術を生かして通した宮代へのアシストパスで、見事に2アシストを記録。自身はいまだ得点がないものの、その滞在能力の片りんを見せつけたのである。
この2アシストに、SNS上では絶賛の声が止まらない。
「バフェ様の神落とし」
「シュート打って決めてきなさい!と言わんばかりのバフェの落とし」
「憲剛みたいなパス出したバフェ」
「ゴミスのパスえぐすぎ」
「ゴミスのパス絶妙すぎてエグい」
「正直、選択肢ないと思ったわ。よく見てたし、よく通した」
「ゴミス獲得大当たりね」
ゴミスが真価を発揮しつつある川崎は、次戦をタイで戦う。ACL第3戦として、パトゥム・ユナイテッドのホームに乗り込むのだ。ゴミスの初ゴールはアジアの舞台で決まるか。大いに期待が高まる。