■「2回は負けたくない」
そんな中で迎える次戦の相手はチュニジア。昨年6月に、パナソニックスタジアムで0-3の完敗を喫した相手だ。
あれから1年4か月。カタールW杯での躍進も経験した日本にとって、今度こそというリベンジマッチの意味合いが強いのか、それとも、関係なしに必勝を期すという気持ちの方が強いのか、遠藤に聞いてみると、「うーん」という一考のあとに、次のように説明した。
「半々というか、もちろんリベンジという意味では2回は負けたくないという思いはあるし、でも相手もこちらもメンバーは変わってるっていうところでいうと、また新たなチーム同士の対戦っていうか。
やっぱり日本でいうと、相手に前回負けたとか勝ったとかっていうことではなくって、自分たちが成長するために、今、チュニジアに対して何をしなきゃいけないのかっていうことにフォーカスしている方がちょっと割合的には高いかなと思います」
負けたくない、という気持ちを持ったうえで、それでも冷静に、自分たちの戦い方をどう成熟させるか、という部分に重きを置いて挑む試合ということになる。矢印は自分たちに向けられている。