第2次森保ジャパンが発足したのは今年3月のこと。最初の2試合こそ1分1敗でスロースターターとなったものの、以降、10月13日のカナダ戦(新潟)まで5連勝を飾っている。しかも、そのすべての試合で4得点以上を決める充実ぶりだ。
そんなサッカー日本代表チームの主将を務めているのが遠藤航である。6月12日のミーティングでキャプテンに就任することが発表され、遠藤は選手の前でスピーチを行った。翌13日に取材に応じた際には、「日本代表に来たからには、初めて入るとか、前回入っていないとか、ベテランだとか若いとかは関係なしに、どうやったらW杯で日本代表が優勝できるのかを考えて行動してほしい」と発言したと明かしている。
それ以来、「優勝」という2文字を掲げることになったが、実際、それに恥じない結果を残している。6月に行われた国内での2試合に勝つと、9月には完全アウェイのドイツ戦で完勝劇を演じ、中2日でガラっとメンバーを入れ替えた直後のトルコ戦でも4得点を奪っての勝利を手にしたからだ。
直近の5試合での得点数は「22」。ホームだけでなく欧州での試合も含めており、さらには強豪国も入れてのこの数字である。