【谷口彰悟が日本代表で抱く危機感(1)】「危機感の方が大きい」と、10月シリーズを前に抱く緊張感。森保ジャパンに常連招集も「ポジションを確立したとは全く思ってない」の画像
10月9日、千葉市内で調整を行ったサッカー日本代表の谷口彰悟 撮影:中地拓也

「今回も呼んでいただきましたけど、自分自身、安泰というか、ポジションを確立したとは全く思ってないですし、むしろ危機感の方が大きい」

 真剣な眼差しでこう思いを口にするのは、サッカー日本代表DF谷口彰悟だ。カタールワールドカップでその実力を発揮して日本代表のベスト16進出に貢献したDFはその後、カタールで研さんを積んでいる。

 3月に発足した第2次森保ジャパンでは招集外となったものの、6月の代表活動で復帰。エルサルバドルとの試合で先発すると、先制点も決めて新体制での初勝利をもたらすとともに、完封にも貢献してみせた。そして9月の欧州遠征に帯同し、ドイツ戦とトルコ戦の2試合に出場。森保監督の信頼を勝ち取って、出場機会を得ているように見える。

 だからこそ、この10月シリーズで谷口がどんな目標設定をしているのか聞いてみた。すると、「もちろんチャンスをもらうことができれば、しっかりできるなっていうところは見せていかないといけないし、それは間違いなく選手としては必要な部分」と語ったうえで、冒頭のように緊張感があると続けたのである。

  1. 1
  2. 2