10月9日、サッカー日本代表が10月13日のカナダ戦(新潟)、17日のチュニジア戦(神戸)に向けて千葉県内で練習を行った。その中で、ファン・サポーターの心を掴む瞬間があった。
W杯予選を前にした最後の親善試合に挑むメンバーの中に、久々の代表招集となった選手がいた。それは、カタールワールドカップで10番を背負っていた南野拓実だ。森保ジャパンでエースナンバーをつけていた南野だが、W杯本大会ではなかなか出場機会を得られず不完全燃焼に。
今年3月に始動した第2次森保ジャパンのメンバーから外れると、その後の代表活動からも縁遠くなっていた。しかし今回、約1年ぶりに復帰。この日は練習施設を訪れたものの、室内での調整のみにとどめていた。
その南野と、代表活動で初めて顔を合わせた“後輩”が毎熊晟矢だ。右SBを主戦場とする現在25歳の毎熊は、今年9月の欧州遠征が初めてのA代表選出で、その2戦目であるトルコ戦で初出場を果たしていた。
毎熊は2022年からセレッソ大阪に所属しており、2015年1月にC大阪から欧州に移籍していた南野と重なっている時期がないが、“桜の戦士”に変わりはない。2人の選出に、C大阪のサポーターはSNS上で喜びの声を上げていた。