10月8日、天皇杯準決勝が行われ、川崎フロンターレはアビスパ福岡と等々力競技場で対戦。4-2で試合を制して、決勝進出を決めた。この試合の決勝ゴールとなったマルシーニョの得点をアシストしたGKチョン・ソンリョンのプレーが話題になっている。
前半5分で試合は動いた。山村和也がセットプレーから得点。川崎が幸先よく試合を進めたが、同42分に失点。1-1のイーブンで後半へと折り返す。
しかし後半8分、橘田健人がスーパーミドルを決めて勝ち越しに成功。その後、追加点をお膳立てしたのがチョン・ソンリョンだった。両チームの選手が川崎ゴールの前にいるその時間、ソンリョンは手にしていたボールを放るや前線にパントキック。その先にいたのはマルシーニョだった。
パス1本で相手の背後に抜けたマルシーニョは、ペナルティエリアの外に出てきた相手GKの前でループシュートを選択。ボールはいくつかのバウンドを経てゴールに入り、チームにとって3点目を記録したのだ。
この時点ではこのゴールは川崎に2点差をもたらすものだったが、試合は4-2で終了。結果的にこのゴールが決勝点となったのだった。