10月3日、川崎フロンターレはACLのグループステージ第2戦で、韓国の強豪である蔚山現代FCを等々力競技場に迎えて対戦。2014年に勝ったのを最後に、未勝利が続いていた相手に1-0で完封勝利を収めた。
この試合で序盤から主導権を握ったのはホームチームだった。4-3-3のシステムで挑んだ川崎は、ボールを保持して押し込む時間を作り、マルシーニョの個人技も織り交ぜながら攻めたが前半はスコアレスで折り返す。
得点が奪えない時間は後半も続いたが、それでも最終盤、キャプテン橘田健人が豪快なゴールを決めて見せる。それは、後半44分の場面だった。右からクロスを入れようとした山根視来のボールは相手選手に引っかかるが、遠野大弥がペナルティアークの中で回収。コントロールすると、ボールをマイナス方向に落とす。
そこに走り込んだのが橘田で、遠野の落としをダイレクトで右足シュート。すると、ボールがぐんぐん伸びながらゴールに一直線。相手GKは必死の横っ飛びを見せるが文字通りの弾丸シュートに届くことはかなわず、ボールはゴールネットの左奥に勢いよく突き刺さったのだ。