現地時間の10月1日、フランスリーグ第7節が行われ、サッカー日本代表・伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスがオリンピック・リヨンを迎えて対戦した。
上位進出を狙うランスにとって、最下位争いに身を置くリヨンは勝点3を至上命題とも言える相手だったが、前半、得点がなかなか奪えない展開が続く。そんな中で、先制点が生まれたのはアディショナルタイムのことだった。
そのゴールを導いたのは、右ウイングで先発出場した伊東純也だ。相手GKが蹴ったロングボールを、ランスの右SBトーマス・フォケがハーフウェーライン付近でカット。相手選手をうまくいなすと、前にいた伊東に渡す。
タッチラインを背にしてボールを受けた伊東は、少しだけ前に持ち出すとゴール前の状況を確認。そして、右足を振り抜く。ボールは奇麗な弧の軌道を描いて、ニアにいたMF マーシャル・ミュネツイへと、糸が引かれたかのように渡る。そしてこのMFは頭で押し込んで、待望のゴールを決めたのである。