サッカー日本女子代表“なでしこジャパン”が9月23日、北九州スタジアムでアルゼンチン女子代表との国際親善試合を行い、8-0の圧勝を収めた。その試合後、テレビ朝日の解説を務めた岩渕真奈さんへの“逆インタビュー”が話題となっている。
10代の頃からなでしこジャパンに選ばれ、3度のW杯と2度の五輪に出場した岩渕真奈さんは、今年9月1日に自身のSNSで現役引退を発表し、同8日に引退会見を行った。そして同12日に行われた男子日本代表のトルコ戦のテレビ中継にゲスト出演して解説も担当すると、この日が本格的な解説者としての初仕事。“お馴染み”の松木安太郎氏とのダブル解説で、元チームメイトたちとのエピソードも交えながら90分に渡って言葉を繋いだ。
さらに試合終了後、ミックスゾーンでマイクを片手に選手たちにインタビューを実施し、試合の収穫やパリ五輪への意気込みを尋ねた。その直後の出来事だった。
通常のインタビューを終えた長谷川唯が、笑顔で手を振って岩渕の肩に腕を回すと、隣にいた田中美南がマイクを奪い取り、「ブチさんに質問です。初めての解説どうでした」と突然の逆インタビューが開始された。それに対して長谷川が「初めてじゃないです。2回目です」と代弁すると、岩渕もおどけた表情で悪戯っぽく「初めてじゃないで〜す」と返答した。
その後、マイクを手にした長谷川から改めて「今日の解説どうでしたか?」と質問された岩渕は、今度は「少し語彙集のなさと文のまとまりがなかった」「話のスピードを注意しました」など反省の言葉を並べながら真面目に回答。その様子を、質問した長谷川や田中は笑みを浮かべながら聞いた。