9月23日、J1リーグ第28節アルビレックス新潟ー横浜FCが行われた。ホームの新潟が3−1で勝利したこの試合、後半45分に生まれたゴールにも絶賛の声が寄せられている。
新潟が1点を守りながら試合を締めようとしていた時間、とどめの一撃が決まった。
44分からの場面、ホームチームはゴール前にブロックを敷いて、相手の攻撃を耐えていた。すると、自陣右サイドの深い位置でボールを奪う。即座に前線に預けて、オレンジのユニフォームがカウンターを仕掛ける。最前線の長倉幹樹は収めたボールを、左サイドを上がってきた太田修介へパス。しかし横浜も自陣に守備が戻ってきた。
リードしている新潟は無理をせず、一度ボールを後方へ下げる。プレッシャーをかけて来た相手を、ワンタッチで繋いでいなすと、今度は中盤を経由して右サイドに展開。フリーの選手を使いながら前に運ぶが、ここも相手が寄せに来たら無理はせず後ろに下げる。
新潟は最終ラインまでボールを戻し、このまま保持に入るかと思われたが、パスのスピードを上げた。
ワンタッチのパスで中央を突破すると、右サイドにスペースが生まれた。ペナルティエリア手前でパスを受けた長谷川巧は、ペナルティアークにいた高宇洋へパス。背番号8は詰めてきた相手をかわして、右足を振り抜く。ボールは外側からゴール内側に曲がり、ネットを揺らした。