J2のベガルタ仙台が9月21日、SNSを更新した。見事なストーリーに仕上がっている練習風景が公開され、好評を博している。
仙台は現在、J2で17位につけている。3シーズンぶりとなるJ1復帰を目指してシーズンに入ったが、プレーオフ進出ラインの6位とも14ポイント差が開いており、苦しい状況にあると言わざるを得ない。
それでも選手たちは、変わることなく高みを見つめつつ前進を続ける。ここ2試合は落としているが、ともに0-1と接戦だった。今季、3連敗を喫したことはなく、上昇へと鍛錬を続けている。
クラブは21日、SNSで練習風景のワンシーンを公開した。写真を連続でつなげたGIF形式で、選手の気迫とともにストーリーもできあがった、見事な「作品」に仕上がっている。
取り上げられた場面は、全体練習終了後の個人トレーニングであるようだ。オナイウ情滋が「僭越ながらクロッサーを努めさせて頂きました」と反応しているように、シュート練習をしていたらしい。主役としてクロスを待ち受けるのは、CBの菅田真啓だ。
GIF形式の連続写真が、動画とはまた一味違ったリズムと面白さをもたらす。ボールをよく見て、助走に入る菅田。振り上げた右足を合わせると、ボールの行方を確認した後、表情が歓喜のそれに変わる。ガッツポーズまで含めて、完璧にストーリーがまとめ上げられていた。
DFでありながら、見事にボレーを決めた様子の姿。SNSでは、「菅田FW転向か? 空中戦強いし夢あるな」「すがちゃんの喜び方いいなあ そして髪で躍動感すごいマシマシw」などの声が上がった。
一方で、バイプレーヤーもつぶやいた。「後ろの悔しがってる人にも注目してください」。こうつづったのは、チームメイトである菅原龍之助だ。
助走に入る菅田の後方で、しゃがみこんで見つめる選手がいる。アカデミー出身で、大学を経て今季加入した菅原だ。
菅田がボールをミートした直後に画角から外れるのだが、歓喜の表情の後ろで再びフレームイン。だが、それまでの姿とは違い、背中が見えるほどの衝撃で地面にひっくり返っている。