J1の川崎フロンターレが9月16日、SNSを更新した。試合後の動画の中で披露されたGKチョン・ソンリョンの見事な日本語に、驚きの声が広がっている。
川崎は15日に開催されたJ1第27節で、FC東京に1-0で勝利した。クラブにとって、非常に大きな勝利だった。
川崎にとって、2か月ぶりのリーグ戦での勝利だった。ここ数年、強さを見せつけた川崎らしくないことに、7月15日の第21節で横浜F・マリノスを下して以降、リーグ戦6試合で2分4敗と勝利から見放されていたのだ。
難しい試合だったが、54分にマルシーニョが突破から鋭いドリブル突破から先制点。このゴールが決勝点となった。
川崎にとって、久々の勝利。しかも、ともに2000年にJ1へ初昇格して以降、名勝負を繰り広げてきたライバルとの「多摩川クラシコ」を制したとあって、選手たちの喜びが弾けた。
クラブも力がこもったようだ。試合の翌日には、「昨日のおまけ」としてSNSで試合後の選手たちの様子を動画で紹介した。
デビュー戦となったバフェティンビ・ゴミスは、ガラタサライでのチームメイトだったFC東京DF長友佑都ばりに「ブラボー」を連発。SNSでは「長友を煽るw」との声も上がっていた。
それ以上に耳目を集めたのが、GKチョン・ソンリョンのトークだ。来日して8シーズン目。「久しぶりの無失点」「サポーターの皆さんの応援が一番大きな力になったので、ありがとうございます」などと、スタッフの質問にも通訳なしで完璧な受け答えを披露した。