9月12日、サッカー日本代表はトルコ代表と対戦して4−2で勝利。前半のゴールラッシュの中、3点目を演出した毎熊晟矢のプレーが称賛を集めている。
今回の9月シリーズで初めて日本代表に選出された毎熊は、この日が代表デビュー戦だった。4−2−3−1の右サイドバックとしてスタメン出場。立ち上がりから高い位置でボールを触りながら攻撃に絡むと、2−0で迎えた前半36分に輝きを見せる。
相手のビルドアップに対して、自陣に引いたところからのプレー。毎熊は、相手の左サイドバックのブルトにボールが入るタイミングで、鋭い読みと素早い動きで一気に間合いを詰めると、ハーフウェーライン付近でうまくボールを奪取。右サイドのタッチライン際で前を向いた。
ここから毎熊が優れた状況判断と攻撃センスの高さ披露する。フリーの状態でドリブルを開始すると、味方の上がりを促すためにスピードを調整しながら前進する。そしてペナルティエリアに侵入したところで、古橋亨梧と久保建英の2人がゴール前に飛び込んで相手DFを引き付けた瞬間、その後方でフリーになった中村敬斗を見逃さず、足元にグラウンダーのパスを送ってみせた。
フリーでパスを受けた中村は、ワントラップした後に右足を振り抜き、この日2点目のゴール。代表初アシストとなった毎熊は、ピッチ上でガッツポーズを披露した。