J2リーグ第33節、ブラウブリッツ秋田―ジュビロ磐田が9月2日に行われた。ジュビロは1-1と引き分けたが、試合終盤の価値ある同点弾が話題になっている。
自動昇格圏を維持するためにも勝点3が欲しい磐田だったが、秋田のゴールを割れず前半を終える。すると後半15分に失点。先制点を奪われてしまう。チームはその後、古川陽介や後藤啓介らを投入し、得点を狙う。しかし、それでも秋田の守りを崩せない。そこで後半36分には、藤川虎太朗、山本康裕を入れて、変化をつける。
そんな中迎えた後半42分、磐田は右からのコーナーキックを獲得する。キッカーは山本。右足で蹴られたボールはエリア内中央で合わせるように落ちるが、これは相手GKがパンチングで弾く。それでもボールはエリア内左の隅に落下する。それを拾ったのが古川だった。
ボールを持つ背番号31に秋田DFは2人がかりで寄せて前をふさぐ。それでも古川はドリブルで仕掛ける様子を見せる。相手がそれに食いつくと、ドリブラーは左から右に切り返したタイミングで、そのまま中央にボールを転がした。そこに走り込んで来たのが藤川だった。優しく落とされたボールに、背番号13がダイレクトで合わせる。押し出されたように放たれたシュートは選手たちの頭上を越えて、ゴール左に吸い込まれた。