現地時間9月17日に行なわれたラ・リーガ第5節で、サッカー日本代表MF久保建英が驚きのプレーを見せた。敵地での首位レアル・マドリード戦に先発出場すると、先制点を衝撃のプレーでお膳立てしたのである。
久保にとっては古巣戦となるこの一戦。とはいえ、かつて所属していた際にはプレーすることがかなわず、レンタル移籍を繰り返す立場にあった。その悔しさを晴らすかのように、圧巻のプレーを見せた。
それは、開始早々の前半5分だ。自陣ハーフウェーライン付近の左から右へボールを移動させるソシエダFWアンデル・バレネチェアがブライス・メンデスへとパスを出すと、そこから右の高い位置にいた久保建英へとボールが渡る。
相手の4バックが揃っている状況で久保が選択したのは、中に切れ込むような動き。左足でコントロールしながら徐々に中へと入っていく。
するとそこで、左足で素早くゴール前に斜めのパスを入れる。意表を突いたパスは、ゴール前でフリーだったバレネチェアへと向かい、これをダイレクトでシュートに。まさかのパスにまさかのシュートだったが、これをレアルGKケパ・アリサバラガがスーパーセーブ。
それでもバレネチェアが詰めてシュートを放つと再度、レアル守護神が弾く。さらに3度目の正直でバレネチェアが押し込んで、ゴールネットを揺らしたのだ。アウェイチームがレアルの本拠地で先にスコアを動かしたのである。