画像・写真:大住良之の「この世界のコーナーエリアから」 第26回「ADカードをめぐる物語」 大住良之/Yoshiyuki OSUMI J1 J2 海外 日本代表 オリンピック FIFA Jリーグ 日本サッカー協会 W杯 2020.09.30 ワールドカップ・ロシア大会。世界中からきたサッカーファンが「ファンID」を誇らしげに首にかけ、「仲間意識」を広げた。(c)Y.Osumi 選手もピッチ内以外ではADカード必携だ。2018年ワールドカップのモスクワ・スパルタク・スタジアムの記者席はすぐ目の前にチーム用の席があり、ラウンド16のコロンビア×イングランドではコロンビア・チームが使った。この日ベンチを外れたハメス・ロドリゲスとミゲル・ボルハもいて、携帯を見たり、主審に文句を言ったり、忙しくしていたが、後半追加タイムにコロンビアが同点にすると狂喜して抱き合った。右、ボルハはADカードを「斜めがけ」にし、背中に回している。赤いシャツのロドリゲスも「斜めがけ」にしていたが、なぜかこのときには外していた。(c)Osumi 町を歩くときにも、首からADカードは外せない。1978年ワールドカップ、ブエノスアイレスで。左は北川外志廣カメラマンと松本正カメラマン。私がしかめっ面をしているのは、ADカードを見られるのが恥ずかしいのではなく、極度の睡眠不足のためである。(c)M.Tomikoshi 関連記事 大住良之の「この世界のコーナーエリアから」 第24回「なければ寂しいもの」 写真の記事へ戻る