「たぶん一番だろうなと」川崎・小林悠がPKキッカーの順番に持っていた確信。同僚GKにエールを送ったのは「ソンリョンの見せ場だなと思っていた」

■「もう蹴らないって書いといてください」

　ちなみに小林のPKの蹴り方は、８月１３日に行われた松本山雅との練習試合でテスト済みのもの。当時、その蹴り方について聞くと「今はまだ話せません（笑）」と逃げられていた。きっちり決めた新潟戦後に改めて聞くと、「もう蹴らないです、たぶん」とのこと。なぜならば「初見でしかたぶん決められないので」と苦笑いしていた。

「もう蹴らないって書いといてください」と念押しされたが、本当に二度と蹴らないのか。次のPKが楽しみになった。

（取材・文／江藤高志）