■国外組に必要な配慮
たとえば、11月16日にミャンマー対マカオの勝者と対戦するホームゲーム。対戦相手とは戦力差が大きいが、木曜日開催のホームゲームなので再び移動の問題に直面することになる。
この試合は、むしろ「長距離移動の問題をどう解決するか」のテストとして有効だろう。
経験豊富な選手は「移動してすぐに試合」という日程に慣れているが、代表経験の浅い選手にとってはこのミャンマー(もしくはマカオ)との試合は移動のシミュレーションとして使えるのかもしれない。
あるいは、このミャンマー(もしくはマカオ)との初戦は、国内組主体で戦うべきなのかもしれない。
ヨーロッパのクラブでプレーしている選手に負担をかけないためだ。
とくに、移籍したばかりの選手などポジション争いの渦中にある選手は代表招集を免除すべきだろう。長距離移動を強いられてクラブに合流した時に「疲労」を考慮してベンチに置かれることがある。そして、それをきっかけにポジションを失ってしまう例をわれわれは何度も見てきた。
クラブでその地位を確立させている選手は別として、そのあたりの配慮は必要だろう。