大関友翔が7月30日に国立競技場で行われたバイエルン・ミュンヘン戦に75分から出場した。
「まだ公式戦デビューではないですけど」と言う大関は「ちょっと胸張れます」と笑顔を見せた。そんな大関が、試合後に安藤駿介から受けた叱咤激励の言葉について明かしてくれた。
「たぶん、一回取られたので。(足に)上手く当たらなくて」
そう自らのボールロストシーンについて話し始めた大関は「安藤さんに試合が終わった後に『いいプレーしてても、やはりああいった1個のミスの印象が残っちゃう』っていうのは言われたので」と振り返る。そして、安藤に「スタメンで出たいならああいったプレーはなくしていかないといけない」と言われたのだという。
たった1回のミスがすべての評価が台無しになることは確かにある。だからといってボールをもらうことを恐れていてはサッカーにはならない。そういう意味でこの試合の大関は、試合を組み立てる意欲に満ちたプレーを見せていた。
「意識的にたくさんボールを受けに行って自分でリズムを作ろうと思っていたので」
そうやってリズムを作ることが、さらに自分のプレーを出すことに繋がっており、時間の経過とともに手応えのあるプレーができていたという。
「時間を追うごとにリズムを作れれば、自分のプレーを出せると思っていたので。時間を追うごとに良くなったかなと思います」