
7月29日、川崎フロンターレがバイエルン・ミュンヘンと対戦した。0-1で敗れたものの、世界レベルを肌で感じたことは、選手にとっても大きな収穫となった。
その試合後、さらに大きな収穫があった。それは、場内を一周したときのことだ。川崎の選手とスタッフ、そしてバイエルンの選手とスタッフは「ありがとう」と書かれた大きな横断悪を持ってピッチ上を歩いた。
その時のこと。川崎のスタッフが忙しくバイエルンの選手に持たせては次々と撮影しているものがあった。それは、メーカブー。川崎フロンターレのマスコットであるカブレラと、その妻で陸前高田市のマスコットを務めるたかたのゆめちゃんの子どもである。
浦和レッズはその誕生に立ち会ったことで、直後のACL決勝で見事に優勝を飾っていた。川崎地域ではご利益のある存在として知られるそのメーカブーが、次々とバイエルンの選手の手に渡ったのである。
川崎はSNS上でその写真を次々と公開。バイエルンの選手に対し、以下のようなコメントが並んだ。
「みんな優しすぎ笑」
「ゾマーとキミッヒが捕まったか…」
「メーカブーは縁起物なので、ゾマー&キミッヒ両選手にはきっと良いことが起きるでしょう」
「ノリノリで抱っこしてくれてありがたいなぁ」
中には、「世界的スターにも容赦なくメーカブーを抱かせる文化 この文化大切にしてもらいたいなあ...」と縁起物にあやかってほしいとの声も見られた。